カウンセラー

あなた本来の力が最大限生かされますように

自己紹介・メッセージ

はじめまして。小木曽由佳と申します。

これまで,精神科領域,産業領域,大学の学生相談,子どもの発達相談等で臨床経験を積んでまいりました。

うつや気分の落ち込み,慢性的な体調不良,生きづらさ,などを抱える方々のお話を,対面やオンラインの面接の中で日々うかがっています。

 

「ただ話すだけ」なのに,不思議と気持ちが楽になることがあります。心の中で悩みやモヤモヤを抱えているときというのは,なかなかその全体像が見えなくて,得体の知れぬ嫌な感じに圧倒されがちです。不安や重さに押しつぶされて,前に進めなくなってしまう…

そんなとき,いったん立ち止まって心全体を見渡す機会になるのが,カウンセリングの時間です。

知らず知らずのうちに,どんな重荷を背負い込んでいたのか。それはどのくらいの量で,どんな種類のものか。いつからのことで,何かきっかけはあったのか。負荷に対する自分の体力はどうか。

そうしたことを,一つ一つ確かめてみる。すると,同じ荷物であっても,感じる重さが確実に変わります。すぐにではなくても,どうしていけばよいか,方策がだんだん見えてきます。そこで掴んだ方法は,ご自分の中から出てきたものなので,誰かが教えてくれるものよりも,揺らがない強さがあるはずです。

カウンセラーは聞くことの専門家です。相談者さまの言葉に丁寧に寄り添いながら,状況の全体を俯瞰的に捉えるお手伝いをします。私はカウンセラーとして,その方自身の心をきれいに映し出す,磨かれた鏡のような存在でありたいと思っています。

私がプラットトークスに参加する理由

プラットトークスが対象とするのは,企業で働く従業員の皆様です。
運営代表の芳賀さんとお話しする中で,ある言葉が強く印象に残りました。それは「働くことは人生だ」というものです。
社会人にとって,1日のうちの大半は,多かれ少なかれ「働く」ことに費やされます。働くことを通して,人は生きる喜びを感じ,うまくいかないストレスや悲しみも感じます。家に帰ったプライベートの時間にも,時間や経済など様々なレベルで,働くことは日々の暮らしと密接に結びついています。
働く毎日が幸せでなかったら,幸せな人生とは言いがたいでしょう。企業で働く方が抱える多様な悩みに寄り添い,その人生をより彩り豊かにしていくお手伝いがしたい,こう思ったのが,私がプラットトークスに参加した理由です。

 

そしてもう一つ。コロナ禍の副産物として,私たちは,オンラインで人と繋がることのメリットに気づくようになりました。いつでもどこでも繋がれるから,心理相談のハードルはこれまでよりずっと低くなったように感じます。プラットトークスはこうした現在の情勢にいち早く対応し,スマホのアプリで気軽にご利用いただけるので,従来は「気持ちの問題」と飲み込まれがちだったお困りごとに先んじてアプローチできるという点にも,カウンセラーとして大きな意義を感じています。このサービスを通じて,少しでも多くの方のお役に立てれば嬉しく思います。

アプローチ方法について

私は,カウンセラーとして臨床実践を行うかたわら,深層心理学者カール・グスタフ・ユング(Jung, Carl Gustav)の理論を中心に,広く人間のウェルビーイングに関わる研究・翻訳の活動を続けてきました。

カウンセリングのセッションでは,お困りの内容を丁寧に伺い,相談者さまの言葉を元に語りを展開させていくのが基本ですが,ご相談内容やご希望に合わせて,下記のような方法も用います。

 

タイプ理解:ユングのタイプ理論をベースとしたMBTI(Myers–Briggs Type Indicator)という指標をベースに,相談者さまの心の指向性を知り,自己理解・他者理解につなげます。強み・苦手分野の発見,コミュニケーションスキルの向上などが可能です。

夢分析:今の心身の状態をうまく言葉にしづらい,頭でどんなに考えても解決策がわからないとき,また深い自己理解をお求めのときにおすすめの方法です。夢分析では,日常の出来事について話すのと同じように,夢を報告していただきます。朝起きた時に紙やスマートフォンのメモなどに記録しておいて,セッションの中でカウンセラーと共有し,連想をうかがっていく中で夢のイメージを深めていきます。

人生年表の作成:働く世代は,誰でもどこかのタイミングで,これまでのやり方では通用しないような出来事に遭遇します。いったん立ち止まらざるをえなくなるそうした出来事をひとつのきっかけとして,これまでの人生を俯瞰して,現在の状況を位置付ける作業には,その後のキャリアや人生を展開していくうえでとても大きな意味があります。一緒にこれまでの印象的なエピソード等を振り返る中で,相談者さまの人生の物語を再構築するお手伝いをします。

◯認知へのアプローチ,マインドフルネス,セルフ・コンパッションによるストレス低減

◯その他各種リラクゼーションのご提案

 

同志社大学ウェルビーイング研究センター 研究員

東洋英和女学院大学 非常勤講師(「英語で読む心理学」)

京都大学大学院教育学研究科博士課程修了 博士(教育学)

 

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